ベトナム大手5社の実習生、受け入れ停止へ 失踪多数で
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誰も、好き好んで「失踪」したりはしません。
送り手と受け手が搾取し、その上国内では低賃金で働かされる。
根本的な原因を解消しないとどうしようもありません。
実習生ではなく労働法上の「労働者」として扱う必要が急務です。
注目のコメント
技能実習生が失踪する原因として、「送り出し機関が実習生から徴収する高額な手数料」と記事では書かれています。ベトナム人の技能実習生が100万円前後の借金を抱えているからだ、ということです。
ただし、失踪したからといって、この借金が返済できるわけではありません。ベトナム人技能実習生が借金を抱えているのはそうなのですが、それでなぜ失踪するのか、です。
1つには、今の実習先よりも稼げる、そして借金を早く返せる稼ぎ口がある、と勧誘されるためです。勧誘するのは、日本に住むベトナム人です。実際は、失踪してその稼ぎ口(主にウーバー・イーツの配達、ソーラーパネルの設置とかです)に行ったからといって、そんなに稼げるとは限りませんが、口車に乗ってしまう若者は多いです。
また、他のベトナム人に賭博で(ハメられて)金を巻き上げられるなどして、失踪して過酷な労働に従事することを強いられる、といったケースもあります。いずれの場合でも、元の実習先にはもどれないでしょう。
こういうベトナム人技能実習生を失踪させて他の稼ぎ口に不法就労させるベトナム人(他の国籍の協力者もいます)のシンジケートは、日本社会の中ですでにかなり発達しています。
ベトナムの送り出し機関が最初に100万円もの借金を背負わさなければ、こんなことが起きる確率は減るのではないか、とはいえます。ただし、問題はそこだけではなく、そもそも指導監督の責任は送り出し機関と日本の実習先をマッチングする監理団体にあるとされています。監理団体による指導監督は非常に不十分であるといわれています。
つまり、技能実習生が実習先で、労働基準法に違反するほどの低賃金しか得られないとすれば、その責任は実習先の企業と監理団体にあります。
失踪の原因には、もともと送り出し機関が借金を背負わせるということもあります。しかし、日本で働いて借金を返せれば、失踪はしないでしょう。実習先の企業で稼げるようにする、あとは、悪い誘いに乗ったり身を持ちくずしたりすることがないように、親身になって世話をする、ということができていれば、失踪は減るでしょう。
コロナ禍で増殖する「闇ウーバーイーツ配達員」の悲しい実態
https://news.yahoo.co.jp/articles/0589e3b6089d05854f3aea81389238c426e37956こういう記事になると、もともと不法労働をするために来るならず者たちみたいな印象を与えますが、一方で一度決めたら他の就労先に変更できない中で文句を言わない都合のいい安い労働力として技能実習生を扱っている日本の制度や運用の実態が望まざる失踪者を生み出しているのも事実
その比率は分かりませんが、わざわざ日本に来ていただける方々を一方的に悪者にしないよう報じて欲しいです私もベトナム人と一緒に働いてます。租税特別措置法などを使うような難しい法人税申告書も作れるし、BBQなどでは素直で明るい性格で皆を癒します。とても良い子です。
キックバック、手数料、実習生の面接でベトナムを訪れる際の渡航費や宿泊費など実習生たちが背負う借金で悪しき習慣が行われている実態に是非メスを入れるべき。
借金を返そうと、職場から失踪して不法就労に走ったり、犯罪を犯すベトナム人が現れる。
受け入れ停止する前に、原因は分かっているのだからそこを是正したら?