2021/4/18

【新】リモートワーク時代の「良いマネジメント」とは

ランサーズ株式会社 取締役
「働き方改革」や「ジョブ型雇用」の流れから、日本でも数年前から導入されつつあったリモートワーク(テレワーク)。
2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、図らずも多くの企業で取り入れられた。感染拡大は1年経っても収まらず、現在も多くの人がオンラインで働いている。
そうした日々においては、自宅で仕事ができる自由を享受できる一方で、「なぜか疲れる」「チームがギクシャクする」といった戸惑いを感じることも少なくないだろう。
リモートで快適に働くためには、どのような心構えが必要なのか。コミュニケーション量が減る中で、マネージャーはどのようにチームを率いるべきか。
ランサーズ取締役の曽根秀晶氏が全4回で解説する。
INDEX
  • リモートワークを4象限で考える
  • 「時間分析」でメリハリをつける
  • リモートがあぶり出した「不要」とは
  • いつのまにかミッションが希薄化
  • コロナ下で設定した「リモート憲法」
  • 時間に加え、空間も設計する

リモートワークを4象限で考える

コロナ下の生活も、1年を超えました。通勤をしなくていいリモートワークは便利ですが、時間管理や、メンバーと顔を合わせないことによるコミュニケーション不足など、難しさを感じる人も少なくないのではないでしょうか。
特にチームや組織を率いるマネージャーの方は、リモートワークにおけるマネジメントに苦労されているのではないでしょうか。
そこで本連載では、「便利だけど難しい」リモートワーク時代のマネジメント方法について、個人、チームリーダー、人事担当者、そして経営者の視点から4回にわたってお話しします。