2022/1/26

【新】優良企業のさらに上をいく、利益率20%経営の秘訣

NewsPicks ジャーナリスト
「売上高」、「成長率」、「財務健全性」などに隠れ、見逃しがちな重要指標がある。それが「利益率」だ。
利益とは、製品・サービスに含まれる「付加価値」。その企業だからこそ提供できるという「差別化/独自性の対価」ともいえる。
メジャーな指標である「営業利益率」でみると、多くの日本企業が5%前後か、それ以下にとどまる。逆に、営業利益率10%越えは、ある種の優良企業のステータスといえる。
そんな中、日本にも営業利益率20%企業が存在する。海外でも限られた企業しか実現できない「ワールドクラス」水準だ。
利益率20%を実現する企業は、何が違うのだろうか。単に技術・サービスが優れているだけではなく、ビジネスのやり方そのものに「秘伝のタレ」が隠されているはずだ。
第1回に登場するのは、世界トップの電子部品メーカーであり、利益率20%企業の一社である村田製作所。中島規巨社長に、経営の神髄を語ってもらった。
記事から学べること(INDEX)
  • 「6G」と「電動化」の波
  • 日本の課題①テクノロジーの陳腐化
  • 他を凌駕する「新製品率40%目標」
  • 日本の課題②行き過ぎたカスタマイズ
  • 秘伝の「マスカスタマイゼーション」
  • 日本の課題③赤字事業の再生
  • 黒字化より先行投資
  • モノ売りからサービスへ
  • 「利益」は、なんのために