【3分解説】連邦議会の襲撃は9.11に匹敵する衝撃だ
ジョンソン英首相は7日、ツイッターで「恥ずべき光景だ」と述べ、「アメリカは世界中の民主主義の象徴であり、平和的で秩序だった権力の移行が必要だ」とした。アメリカの民主主義が暴力によって脅かされたことに、世界中から非難の声が上がっている。
今回の事件は何を意味するのか、今後の展開のポイントは何か。上智大学の前嶋和弘教授が解説する。
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
現職大統領が支持者を煽り、議会を襲撃させる。常識では考えられないようなことがアメリカで起きました。トランプ大統領は翌7日、ツイッターで整然とした政権以降に注力する旨の発言をしましたが、同時に支持者を称える言葉も添えており、今後の動きが読めません。
米国の未曾有の混乱を見るポイントを、プロピッカーの前嶋和弘・上智大学教授に急遽解説してもらいました。
議会が占拠される、というのは、世界的にはそんなにめずらしくはないことです。ちょうど同じ日に、アフリカのガーナでも議会が野党勢力に占拠されました。最近だと戦争をやって負けたアルメニアで、野党勢力が議会に乱入しました。東アジアでも、台湾や香港の学生たちが議会を占拠しました。日本だと、いわゆる60年安保闘争で、学生運動が国会を占拠しました。しかし、いずれの例も、議場に落書きを残した程度で、政権奪取はおろか法案の一つも阻止できてはいません。
もちろん、米国はそういった国々よりも秩序と議会制民主主義が根づいた国、ということもできるし、米国の秩序や制度が揺らいだことで、こういう議会乱入が起きたのであれば、問題です。
問題は、この議会乱入が、どれだけ政治的な意味を持つ出来事か、ということです。つまり、武力によって議会を制圧して、選挙や立法を否定しようとした行動だったのか、ということです。古くは、フランス革命後の議会を、ナポレオンが軍と共に占拠して、自分の独裁的権力を確立したことがあります。ブリュメール18日のクー・デタと呼ばれるものです。
今回の議会乱入は、それほどの出来事かというと、実に中途半端なものでした。明確な政治的目的も無く、指導者もおらず、野放図に乱入して短時間で排除されました。そういう点では、さほどの意味はないでしょう。
しかし、米国の政治のタガが外れ始めていることを顕著に示した出来事のようにも見えます。5人の死者が出ました。この時、民主党と共和党の本部に爆弾が仕掛けられていて、処理されましたが本物の爆弾でした。他にも、いくつかの爆破計画などがあり、事前に阻止されたと見られます。
選挙と議会というのは、結局は内戦を起こさずに勝ち負けを決める仕組みです。今回の出来事は、選挙と議会を公然と否定しようという集団が大手を振って国家の中枢に押し寄せた、ということではあります。まだ少数でしょうが、武力行使に向かって動きだしている集団がいくつもあります。武力は使わないまでも、選挙と議会という制度は公然と否定する、という主張は世論の中で小さいものではなくなってきています。米国は、そのターニング・ポイントに差しかかりつつあるのでしょう。
塩崎先生が書かれてる「爆弾」の話はすごいですね。
射殺されてしまったというトランプ支持者(達?)は、本当にテロ的なことをやろうとしていたということなんでしょうか?
正直、この事件に対するトランプ派・反トランプ派両陣営の反応が大袈裟すぎるようにしか思えなかったのですけど、これも正常性バイアスというやつなのでしょうか。
動画や写真を見てるだけだと、警備もゆるふわ、中に入った人達の統率もゆるふわ、
雰囲気も自撮りしながら楽しんでいるような、高校の文化祭かな、くらいの緊張感しか感じてませんでした。
中で射殺があったという話が不思議に感じられるくらい。
身の危険を感じてるなあって人は映ってなかった気がするんですよね。逃げ回ったり身を隠したりしている人がいたような印象は残らなかった。
NP後藤さん達が見せてくれた選挙前のトランプ集会の雰囲気の方が何倍もヤバい雰囲気に感じました笑
https://newspicks.com/book/2577/article/5332560
何かよくわかんないです。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか