2021/1/9

【3分解説】連邦議会の襲撃は9.11に匹敵する衝撃だ

上智大学 総合グローバル学部教授(現代アメリカ政治外交)
ワシントンの連邦議会議事堂に1月6日(現地時間)、トランプ大統領の支持者が乱入し4人が死亡した事件に対して、衝撃が広がっている。

ジョンソン英首相は7日、ツイッターで「恥ずべき光景だ」と述べ、「アメリカは世界中の民主主義の象徴であり、平和的で秩序だった権力の移行が必要だ」とした。アメリカの民主主義が暴力によって脅かされたことに、世界中から非難の声が上がっている。

今回の事件は何を意味するのか、今後の展開のポイントは何か。上智大学の前嶋和弘教授が解説する。
トランプを追放できるか?
暴徒による米連邦議会への侵入は、2001年9月11日の同時多発テロ事件に匹敵する衝撃でした。
当時、私はワシントンに住んでいましたが、あの時と同じような、なんとも言えない、言葉が出ない感じ。それが今、米国全土に広がっていると感じます。
トランプ大統領は6日、ホワイトハウス前で集会を開き、支持者に連邦議会へ向かうよう促していた(写真:AP/アフロ)
これまでにトランプ支持者の集会やティーパーティー運動の調査を続けてきましたが、本音を言えば、こういう過激なことをしそうな気配はありました。
しかし、実際にこんな事態になるとは。選挙の結果をテロで変えようとする暴動に大きなショックを受けています。
ジョージ・W・ブッシュ元大統領は7日に声明を出し、「これは我々の民主主義国家ではない。『バナナ共和国』だ」と非難しました。