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注目のコメント
特集締めは波乱万丈の人生にちりばめられた、熱きビジネスパーソンが残した金言集。日本も捨てたもんじゃありません。
優れたリーダーはみな、人を育てることに長けています。「おのれよりも優れた人間に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る」。墓石にそう刻まれているのは、アメリカの鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーの墓石だそうです。
さて、今回の特集で一大テーマとなったのは、メンバーシップ型雇用における、「グルグル人事ローテーション」なるもの。実はこれを評価している人、日本にまだまだ多いのではないか、と思うに至りました。
特に、第二回目で、「My 配属/異動ガチャ」について言及したところ、読者の方もコメントでガチャについて言及していただきました。このほかにも個人メッセでも異動ガチャについてメッセージをいただきました。
今回ご登場いただく有沢さんも、「人事のプロこそ現場の痛みを知れ」がモットー。それには、現場の実務を含む「多様な経験」が欠かせない、言いようによっては、配属/異動ガチャですらプロへと続く道。
好奇心がある人やなんでも前向きな人、NP読者には多いように見受けられますが、こうした人は、異動ガチャは成長のチャンス。引いたガチャが何であろうと、「新しい経験を成長に活かす」、「これも何かの縁」と捉える傾向にあるからです。
ただ、ガチャが意味することは、個人の意思がほとんど反映されない、会社主導である点です。人によっては、「この会社は適材適所の人事がなっていない」など、不満を言うスキも与えてしまいます。
メンバーシップ型雇用は年功的な要素が残ると言いつつも、実は、長期的にみると、元々やる気がある・好奇心が高い人と、そうでない人の格差を放置していないか、そうも思いました。
実はこの点についても、インタビューに応じてくださった有沢さんなりの哲学(アート)がありますので、ぜひ、ご覧ください。銀行員がMBAから帰ってきたら、バブルが崩壊して浦島太郎に。
不良債権処理の後、リストラも担当。
最後は、けじめをつけて自分も退行。
その後、外資系金融に転じたらリーマンショックが襲来。
そしてHOYAに転じ、社長と共にとサクセッションプランを担当ーー。
カゴメの人事責任者、有沢正人氏はカゴメに移籍するまでの経験の幅が段違いに広い。
だからこそ、「人事」というお仕事への向き合い方の
視点の広さが違うのだと痛感しました。
だからこそ人事としてのポジショントークに走らず
「人事は、現場の痛みを知るべきだ!」と
自らの立場を律する。
何かの専門を「深める」ことは重要ですが
節目節目に、それを「広げる」ことも必要だと
感じたインタビューでした。
●NewsPicks発のキャリアメディア「JobPicks」が立ち上がりました。
https://job.newspicks.com/
こちらも合わせて、皆様のキャリア形成にお役立てください!「ジョブ型か、メンバーシップ型かの二者一択のような考えはナンセンスだと思います。
まずは業態や、自社の強み、特色、さらに会社の歴史から考えるべきです。さらには、お客さんも重要です。」
という有沢さんの言葉、本当にその通りです。新しいことや、今までと違うことを進めるときに、今までやってきたことを対立軸にしてどちらかしか選べないような議論をしているのをよくみますが、それだけではいい議論はできません。
特に歴史から考えるは重要。今までの積み重ねを無視した議論は、結果的に取ってつけたような施策を生み出すことも。そして他社は他社、自社は自社と線を引くことも大事です。
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