【独白】「大戸屋vsコロワイド」の当事者が、対立の真相を語った

2020/5/29
大手外食企業が効率化を追求してきた中で、国内で371店を持ちながら「手作り」や「店内調理」を特徴とする大戸屋ホールディングス。
M&A(合併・買収)で取得した豊富なブランド、セントラルキッチンと規模の経済による効率化が強みのコロワイド。
価値観が真逆の2社が、大戸屋の経営権を巡って争っている。
目下の注目は、来月25日に開催される大戸屋の株主総会だ。
19.1%の大株主であるコロワイドは、取締役候補選任の株主提案を行い、大戸屋への経営関与を高める狙いがある。
コロワイドは、経営陣を送り込んだ暁には大戸屋の買収も計画しており、その全貌をNewsPicksは社長インタビューで報じてきた。
【コロワイド社長】どうしても僕は、「大戸屋」が欲しい
一方で大戸屋の取締役会は、25日にコロワイドの提案に対して反対意見を発表した。
時価総額で7倍、売上高で8倍のコロワイドにどうやって対抗するのか。大戸屋の窪田健一社長に話を聞いた。

「手作り」にこだわる理由

──コロワイドはセントラルキッチン導入による大戸屋の効率化を主張しています。なぜ反対しているのでしょうか。