【実録】中国は「ポストコロナ」が始まった

2020/5/6
中国が麻痺すれば世界が麻痺するーー。
これは、新型コロナウィルスの蔓延で私たちが突きつけられた事実だ。だが、その中国は、1月下旬からの厳格な全国規模のロックダウンを終え、一足先に、ポストコロナの局面を迎えつつある。
すでに、これまで進化していたキャッシュレス化や個人情報管理が、コロナショックを機にさらに進み、もはや新たな「ポストコロナ社会」が生まれつつある。
一体、中国は、いかにコロナを乗り越え、次にどこに向かうのか。
NewsPicks編集部は、17年前から中国・深圳に乗り込み、激しい競争を生き延びているジェネシスホールディングスの藤岡淳一社長を直撃。間近で見た中国の変化について、語ってもらった。
コロナで加速したQRコード社会
──まず、深圳の現状を聞かせて下さい
藤岡 3月からは例年通りの状況が戻ってきましたね。
3月時点では、臨時工の賃金が高騰したり、人が集まりにくかったりといった問題はありましたけど、4月からはもう、ほぼ平常になっています。
深圳では、他の会社でも立ち上がりで苦戦しているところはほとんどないと思います。貿易の問題は別ですが。
今になると、2月の激しいロックダウンも「そういうことがあったかな」と思ってしまうぐらい、日常が戻ってきています。
ジェネシス深圳工場には日常が戻ってきた
──もはや、ポストコロナに入っているということですね。コロナ前とコロナ後では何が変わりましたか。
今回は中国の底力をまざまざと見せつけられました。