スマホ決済、脱消耗戦へ薄明かり 1回あたり赤字縮小
コメント
注目のコメント
うーん、違うと思う。PayPay一人勝ちに向かっているし、他社はこれまで投じた費用がかなりの確率で無駄になるのだと思う。
LINE Payについて、収益重視というのはLINE側のコメント。一方で田代さんがコメントされているように(有難うございます!)、規模がないとコストを薄められない。だから規模を他社より得ることが重要だし、ヤフー・ソフトバンク・PayPayは札束勝負を宣言して(①)、実際に札束勝負をして、他社がついていけなくなっている。
直近の結果でPayPayが伸びて(②)、LINE Payが縮小している(③)のはそれが背景。
これまでも赤字を出しながら各社がキャンペーンをしていたのは「規模が取れれば美味しいビジネス」だからに過ぎない。規模が減ったところは、店舗もユーザーも使うメリットはないし、そうなれば固定費を薄められない。獲得コストが減って短期の損失は減っても、結局長期で利益が出る体質を作れない。
次に起こるのは規模を得るための合従連衡。買収か、提携か。早く動いた方が趨勢を決めるのに影響するので、PayPayも高く評価すると思う。
①https://newspicks.com/news/4055959
②https://newspicks.com/news/4349232
③https://newspicks.com/news/4342957別記事のコメントに書きましたが、マネーフォワード等がPayPay等から情報を取得出来ない件に関しては政府規制でAPI提供を義務づけるべきだと考えます。
https://newspicks.com/news/4350249?ref=user_1335315
金融事業との相乗効果が期待されているようですが、フランスでは既存の銀行の傘下のネット銀行が快適なアプリや為替手数料無料といった機能の取り込みをどんどん進めていて、これらを提供していた新興のチャレンジャーバンクには厳しい市場環境になりつつあります。金融商品へのアクセスに関しては貯蓄口座からローンまで各種取りそろえる既存の銀行には敵いませんし、多くのネット銀行は証券口座もアプリに統合しています。
結果として定期収入のある層はネット銀行が抑える一方で、新興の銀行サービスにはブラックリスト入り等の事情で銀行口座を開けない層しか市場としては残らないのではという見方もあります。これらの層は収益性も低いと思われなかなか厳しいところです。
他方で日本の銀行は・・・どうにも元気がないような気がするのですが・・・???
どうにもはぐらかされている印象を受ける記事。
スマホ決済に新規参入したPayPayやLINE Payは、もともと決済単独で儲けを出そうとしておらず、「顧客の購買履歴のビッグデータ」を収集して販売するビジネスモデルのはず。
今回の記事で、1決済あたりのコスト(≒購買履歴買取コスト)が379円→47円へ下がったというのは仕入れの問題。
一方の販売の方はどうなのか?
今はまだ軌道に乗っていないとはいえ、一度軌道に乗れば莫大な利益を生み出すはず(そもそもそこが目的での参入)が、敢えてそこに触れないように触れないように言葉を選んで対外発信している事業者はともかく、そのまま右から左へ受け流しているマスコミ側の「記事としての質」に大きな疑問を感じる記事でした。
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ペイペイの決済回数は7~9月に9612万回に達し、開示を始めた1~3月の2160万回から4倍以上に増えた。9月末の登録者数も1500万人近くとなった。
同期間にZHDが計上したペイペイの持ち分法投資損失で割ると、1~3月には決済1回あたり379円の赤字が出ていたが、7~9月では1回あたり47円まで縮小した。
黒字化したとしても、スマホ決済単体での損益は「良くてフラット(収支トントン)」(川辺社長)。むしろ収益への貢献が大きいと期待するのが、広告や金融事業との相乗効果だ。