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シリコンバレーに住むジャーナリストNaoとyoohee、"セレブ投資家"Rayが、USの最新トレンドから近未来を予測する。
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Goldman Sachs is a leading global investment banking and asset management firm.
業種
証券会社
時価総額
17.9 兆円
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私個人もシリコンバレー支局で実際にリモートワークをしているのですが、インタビュー中には頷くことがたくさんありました。前回お伝えしたZapierの事例もそうですが、リモートで学んだ、感じたのは以下です。
1) 東京の本社との情報格差ができてしまうこと(NewsPicksはものすごく柔軟でスラック、メッセンジャー、ピデオ会議が頻繁に行われて環境はいいです!)
2)働き方が自由でこれでいいのかと、かなり不安になること
3)一人でこなせること、スケールをどうするか考えること
時間がすぎるにつれ、この現状をどう変えていくのか、変えられるのか、というのも新たなチャレンジでその過程を楽しみました。
リモートで素晴らしいこともたくさんあるのですが、全員に当てはまる働き方でないことも感じます。ただ、皆が画一的な働き方でなく、選べる働き方ができる時代になればいいな、そんなふうに思います。
前回のZapierの記事はこちら:
https://newspicks.com/news/4279299/body/?ref=user_1799394
昨今の「働き方改革」の文脈から言われているリモートワークは、どうしても「いかに管理するか」を主眼とした設計から入りがちですが、このケースのように「いかに自分らしく働ける環境を作るか・サポートするか」の切り口から入って、その上で厳しく成果や貢献を問うていく、と。その方が健全でクリアなような気がしました。
口頭伝達・見て覚える的な業務で仕事をなんとか回してる。結果、良くて維持、大抵は衰退して、生産性も下がる。でも【回ってるからまあ良いか】が多いのでは。
リモートワーク。文化も環境も異なる人が、ひと世界中の異なる場所で、働くには【文書化】が必須なのだろう。
逆に言えば。
顔が見え、温度感が共有出来る距離にいる職場が多い日本企業が、これを本気で取り組むなら、まだまだ捨てたものではない。
あとは、電話ができたり、メールができたり、最近だったらメッセンジャーができたりと、世代によって親しんでいるテクノロジーが違う。昔は「会ってから始まる」だったのが、仕事に限らずそうではないやり方に色々な種類があり、どれだけ慣れているかは世代による部分が多いと思う。同世代間の方が、コミュニケーションの手法に慣れている側面もあると思う。その意味で、フルリモートになるかは置いておいて、文字によるリモートコミュニケーションは一層増えていくのだと思うし、慣れ含めて効率的になっていくとも思う。
実は私、アメリカに拠点を移す際に「リモート社長」を目指して、最初の2年間はそれで何とか日本との仕事をやりくりしていたのですが、結果的に「目の前にいない社長なんて使えない」とビジネスパートナーに三下り半を突き付けられて、会社を手放した経験あります。
自分の幸せは後回し、20代後半から30代すべてを捧げ、10年以上手塩にかけて育てた会社、よく言えば売却でしょうが悪く言えば追い出された経験は、大きな痛みと学びを与えてくれました。
そこからへこたれず、立ち上がり、今もリモート状態で会社はやっているけれどスタッフはバラバラに動いて住んでいる場所も微妙に違う状態でも、とても連携が取れていて何も問題は起こらず。時々当時と今が何が違うんだろう?と考えることがありましたが、今回GitLabと何が違うのかと考えながら読んだら、妙に腑に落ちる部分がありました。
足りなかったのは、文中にある「短いつま先」と、期ごとの目標の完全共有だったのだろう。今はそれがあるのだ! 昔のことを顧みて猛省しつつ、戻らぬ時間のことは気にせず、今の仲間を大切にしながら進みます。GitLabの6つのバリューは参考になります!
ちいさなつま先、
そして、チームでのZOOMMTG
なるほど、と思います。
顔を合わすことによって、多くのことが伝わり、機動的に
動くことができますが、そのことでしたコミュニケーションできない
ことが増えてしまいます。
長い目で、ゴーイングコンサーン、企業の継続を考えると、
見えるかたちで、書いた表現、文字、絵文字などで
共有され、それがフィードバックで更新し続ける仕組みが
出来上がっているほうが、
結局は、お互いの理解が深まるように思いました。
初期は、とまどい、時間がかかることもあると思いますが、
今後このような組織が増えていくのでは、とも思いました。
世界60カ国の890人が完全リモートで働き、離職率10%以下。海外の同僚を訪ねるための訪問手当てや、年に一度全員が集まるイベントは毎年世界各国で。
最初は、こんな会社があるなんて!と思ったけど、工夫すればもう全て実現可能な時代なんだなぁ。