【初独占】三菱電、トヨタが出資。ロボット界のエヌビディア

2020/1/15
仕事のパートナーとして隣にロボットがいるーー。
2020年代はそんな時代へと入りそうだ。人手不足が深刻な日本では、工場や物流倉庫の運営が成り立たなくなる可能性すらあるからだ。
そんな中、三菱電機が、人と協働作業できるロボットの実現に迫っている。ロボットが人の手などをうまく避けながら、物をつかんで運ぶ作業をこなすという術を身に付けたのだ。
実は、このような人間なら簡単にできることが、ロボットには難しい。
この「モラベックのパラドックス」を克服できたのは、Realtime Robotics(リアルタイムロボティクス)が持つ技術を取り入れたからだ。同社は2016年設立の、米デューク大学発のスタートアップ企業だ。
同社には、三菱電機だけでなく、トヨタ自動車や、オムロンなども出資を決めた。
今回、NewsPicks編集部は日本メディアとして初めて、CEOのPeter Howard(ピーター・ハワード)氏のインタビューを実現。ロボット業界の最新テクノロジーのほか、業界を取り巻く課題と未来予想図に迫った(全2回)。