【ザッカーバーグ】人は友達に何が起きているか知りたい
いまや全世界の月間アクティブユーザー数が24億人にも達するFacebookだが、そのスケール戦略はどのようなものだったのか。
インタビューが行われたのは、個人情報の流出や政治広告が大きな問題になる前の2017年2月。ザッカーバーグが2020年の米大統領選に出馬するのではとささやかれていた時期で、インタビューでも、それらしき意欲をにおわせている。
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当たり前だがいきなりFacebookというモンスタープロダクトが生まれたわけではなく無邪気な試作品が無数にあったことがよく分かる。
「歯科医の父親が自宅とつながる診療所で家族とコミュニケーションを取れるシステム」
「多くの橋の向こう側に住んでいた友達とコミュニケーションを取れるシステム」
「大学生はみんな気になる友達の履修中や履修検討中の授業が分かるシステム」
ある意味とても"一貫性"がある。フェイスブックが誕生したのは必然のように思えてしまう。
めちゃくちゃ面白い。2年前のインタビューです。
ザックネット、コースマッチ共に身近な困りごとを解決するツール。自身でチャチャっと作れるのがいい。
2年前はちょうどグループやコミュニティを大事にする方向に動いていた時期。コミュニティの情報共有はザックの原点なんだと感じた。
「みんな」のことが知りたいという人の欲求については弊所でも研究しているのですが、特に日本と韓国は世界的にもその欲求が強いことがSNS上の行動から分かっています。ちなみに「みんな」に該当する中国語は「大家」ですが、大陸ではほとんど日常会話では使われず、逆に台湾ではよく使われています。
そのことから学んだのは、「人は自分のコミュニティの仲間に何が起きているか知りたいという強い渇望があるんだ」ということでした。
誰がどんな授業を履修しようとしているかというシンプルなことでさえ、みんな想像以上に強い関心を示したのです。
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