[16日 ロイター] - 米エヌビディア<NVDA.O>の第1・四半期(4月28日まで)決算はゲーム用画像処理半導体の売り上げ回復を背景に予想を上回った。第2・四半期の売上高見通しもアナリスト予想を上回り、株価は時間外取引で約6%上昇した。

第1・四半期の純利益は3億9400万ドル(1株当たり0.64ドル)と、前年同期の12億4000万ドル(同1.98ドル)から減少。ただ一時項目を除く1株利益は0.88ドルと、アナリスト予想の0.81ドルを上回った。

売上高は22億2000万ドルに減少したものの、アナリスト予想の22億ドルは上回った。

主力のゲーム向け事業は売上高が前期から11%増え、10億5000万ドルとなった。ファクトセットがまとめた市場予想の9億3350万ドルを上回った。

ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「中国は安定したと思う。中国のゲーム市場は非常に活気がある」と述べた。

第2・四半期については、売上高が25億5000万ドルの上下2%になると予想。リフィニティブIBESがまとめたアナリスト予想は25億3000万ドル。

サミット・インサイツのアナリスト、キンガイ・チャン氏は第2・四半期の見通しは「恐れられてたほど悪くなかった」と指摘。中間価格帯のゲーム向け事業が引き続き業績のけん引役になっていると分析した。

*内容を追加しました。