アマゾン、第4四半期見通しが予想下回る 株価8%安
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手垢のついたアプローチですが、第3四半期から遡る直近12ヶ月のフリーキャッシュフロー(営業活動によるキャッシュイン−設備投資)は前年比93%増(ほぼ2倍)の153億ドル、およそ1兆7,000億円です。とてつもない規模。
プレスリリースを読み込むと、この第3四半期はAlexaやEchoの新デバイスやサービス拡大に向けてフルスイングしてます。
不調をきたしてる印象はないですね。成長が止まったわけではなく、止まることはまったくないと思います。既存企業がGAFA、あるいはFAANGに圧倒されたのは、彼らの赤字を厭わず投資を続けるパワーと自らに巨額の投資を呼び込む構想力です。既存企業は四半期ごとに腐心し一喜一憂していたから蹴散らされたのです。私はそれよりアマゾンエフェクトが心配です。アマゾンが参入した業界は焼け野原になり、アマゾンしか残りません。それはいずれ経済の成長を止め、世界に大きな副作用をもたらすことになります。
超絶素晴らしい伸びが、普通に素晴らしい伸びとなった。したがって株価は寡占5社のなかで異次元の高評価であったところ、引き続きダントツ高評価だがその度合いが下がった
そういう事です。数%下げたところで、引き続き株価収益倍率は100倍を超えています。
全事業セクターで成長率は堅調、ただし最も伸び率が振るわないのが、海外EC。
インドは競合がウォルマートに買われ、日本と欧州の伸びが鈍化しているという事でしょう。
AWSは引き続き絶好調。
ただし、マーケットは今回発表を機に、インターネットの成長が鈍化しつつある事に気付いた、これが一番大きいです。
今年のKPCB、メアリミーカーレポートで一番重要なメッセージは、インターネット成長の鈍化でした。これをアマゾン決算が裏付けた、そうウォール・ストリートは判断した、これがモメンタムの変化、潮目の変わり目です。