略語禁止、時間ワープ…イーロン・マスクの「イカれた」経営術

2018/9/18
イーロン・マスクは、もはやテスラのCEOを辞めるべきだ。
アメリカ中で、マスク批判の大合唱が起きている。トーク番組での大麻喫煙に、一般人への暴言、アナリストへの罵倒、思いつきのような株式非公開化のツイート。
連日のような「問題行動」で株価は下落し、さらには、幹部社員が相次いでテスラを次々と退職している現状を見れば、そうした批判が起きても不思議ではない。
(写真:Joe Rogan Experience / YouTube)
これから電気自動車(EV)を大量生産していく、テスラの戦略の最終フェーズでは、もはや「狂気」のマスクが経営の一線を退いたほうが上手くいくのでは──?
果たしてマスクは、量産地獄というストレスで「狂ってしまった」のか。それともテスラには、狂気の経営者がこれからも必要なのか。
そもそもマスクとは、いかなるリーダーなのだろうか。
トップとしてのマスクの素顔を明らかにすべく、NewsPicks編集部は、彼とともに働いたことのある、数多くの人物に接触した。
テスラを離れた後なのだから、恨み節が満載かと思いきや、意外にも彼らが一様に語ったのは、常人離れした「マスク評」だった。
共に働いたことのある人間にしか見せない、その真の姿について、マスクのことを身に沁みて知る人物たちの「証言集」をお届けしよう。