【完全解説】ウイスキーで世界に挑む、サントリーの「現在地」
2018/6/8
46年前の「予言」
その卒業論文には、サントリーの「未来図」が記されていた。
さかのぼること50年の、1968年。慶應義塾大学経済学部の4年生だった青年、佐治信忠は、日夜、卒業論文の執筆に汗を流していた。
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海外展開が得意ではない日本の酒類メーカーが多い中、業界関係者はサントリーのグローバル展開に期待しています。ただ、今サントリーは世界でどのポジションにいるのか、グローバルでの情報を整理した情報は多くありません。
そこで今回は、データを数字をもとに、サントリーの「現在地」を分析しました。それにしても、インドのウイスキー消費量には驚かされます。この数字を見るだけで、いかにインドが重要マーケットかがわかります。スコッチが強いこの国で、サントリーがこれからどう戦うかが見ものです。
自らよりも規模の大きいグローバルプレーヤーを買収して世界に打って出た事例というと、JTを想起します。JTの場合は、JT internationalという会社を別につくって完全に権限移譲して、「世界本社」も海外におくまでの徹底ぷり。
サントリーはビームの経営統合(PMI)をどのように進めているんだろうか。日本企業による海外プレーヤーの買収はハードルが高く、(自分の実体験的にも)失敗することも多いので、そのあたりがとても気になります。
"卒業論文のテーマは「地球規模の経営の在り方について」。今でいうところのグローバル経営だ。"
世界3位で、2位とは大差。この論文の結論はどうだったんだろう。
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