【実践】「結婚偏差値」を伝授。モテる「第一印象」のつくり方

2017/12/17
本特集でたっぷりご紹介してきたラブ・テクノロジー最前線。ところで、恋活・婚活マッチングサービスにおける、実際の男女の平均的な「マッチ率」は、どれほどのものかご存じだろうか?
答えは、12.2%だ。
マッチングは多くの場合、男性が女性に「いいね!」とアプローチし、それに女性が「いいね!」を返すことで成立する。
「12.2%」といっても、その中には「高学歴・高収入」を武器に多くのマッチングをかっさらう「大人気の男性」が含まれる。それらを除けば、普通の男性の成功率は「体感的に5%」にまで落ちてしまうという。
つまり、20人の女性にアプローチして、ようやく1人から返事がもらえる勘定だ。女性1人1人のプロフィールをじっくり読んでアプローチした結果がこれだから、なかなか途方に暮れる作業である。なんとかマッチ率を上げられないものか。
とはいえ、明日からいきなり高学歴・高収入を目指せと言われても非現実的だが、諦めることなかれ。実は自分の「プロフィール情報」を充実させ、「第一印象」を上げていくだけでも随分違うからだ。
東京大学大学院情報理工学系研究科の山崎俊彦准教授は、ビジネスのプレゼンテーションから、SNSの投稿、そしてポートレート写真まで、それらの「印象」や「魅力」を数字ではかるという、「魅力工学」なる一風変わった研究をしている。
そこで最終回は、山崎准教授による「魅力工学」の最新事情をご紹介したい。マッチングアプリで自分の魅力を最大限に引き上げる、「第一印象の作り方」のヒントになるはずだ。