【警鐘】スタンフォード心理学の権威が明かす、「男性劣化」の真実

2017/12/16
テクノロジーが進化し、社会がめまぐるしく変化する中、伝統的な男女の役割や結婚観も、今やかつてとは随分変わりつつある。
「若い男性の多くが、恋愛だけでなく、結婚にも、家族を作ることにも、興味を持っていない」
そう警鐘を鳴らすのは、米スタンフォード大学のフィリップ・ジンバルドー心理学名誉教授だ。
なにもこれはアメリカに限ったことではない。「世界の先進国で見られる状況だ」と教授は指摘する。むろん、日本も例外ではないという。
なぜ、世界の若い男性は今、結婚や家族をつくることに興味を失っているのか。それは男性の「劣化」といえるのか。
そして、「男女のあり方」はどう変わってしまったのか。米心理学会会長を歴任した、心理学の“世界的権威”を直撃した。