(Bloomberg) -- トヨタ自動車の営業担当幹部は、米自動車市場で需要が2年連続で減少する基調にあり、販売は今後も維持できる水準に戻るとの見方を示した。

トヨタによると、来年の業界全体の米自動車販売台数は2014年以来初めて1700万台を下回る見通し。今年1-11月の業界全体の販売台数は1.5%減少している。16年は過去最高の1755万台を記録していた。

米国トヨタ自動車販売のグループバイスプレジデント、ジャック・ホリス氏はデトロイトで開かれる昼食会のスピーチ原稿で、18年の自動車業界の販売台数が1600万台半ばから後半になろうと予想。「記録的な数字ではないが、今年と同様、自動車メーカーに持続可能な目標を与える」と述べた。

ホリス氏が別途話したところによると、トヨタは来年1月にデトロイトで開かれる北米国際自動車ショーで18年の公式予想を示す。18年は2年連続の販売減少が見込まれるものの、トヨタの米自動車市場見通しは低い燃料価格や金利などの要因を背景に依然として堅調だと同氏は述べた。今年の業界全体の自動車販売はトヨタの予想の1710万台を上回るペース。

原題:Toyota Sees U.S. Auto Sales Falling to Levels Last Seen in 2014(抜粋)

: 東京 守護清恵 kshugo@bloomberg.net.

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