次期衆院選で「政権交代してほしい」62% 毎日新聞世論調査
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「政権交代してほしい」というのは、それだけだと無責任すぎる、と私は思う。目の前に出された料理に対して「これはきらい」とだけいっているのと変わらない。そのあとに続くべきは、「このまま何も食べずに死ぬ」ことを選ぶか、「目の前にある一皿の代わりにこれを食べたい」と具体的なメニューを明言し、そのコストを負担するか、ではないか?
こういう「世論調査」をやって、それをお気楽に記事にするのは勝手だか、それがマスメディアの仕事なのか?と思う有権者は少なくないはずです。「政権交代してほしい人が62%」というのは衝撃的な数字。
これが真実であれば、自民党は一度在野に下るという選択肢はある。そこでもう一度党を立て直して、「ちゃんとした保守政党」をつくればいい。
最近の保守を名乗る新しい政党は所謂「民族保守」と言われる国家主義的な右翼政党。本当の保守というのは日本国家というより日本の文化や伝統的な考え方も重んじた中庸かつ穏健なものであるべき。
本来の右翼と左翼の違いは思想的なものというより、変化のスピードの違いなのである。(右翼:漸進、左翼:急進)
元衆議院議長で自民党の幹事長も務めた伊吹文明氏が「今の自民党は保守ではなく、色んな考え方が集まっているだけ」「本当の保守というのは、国家を国民の上に置くようなことではない」「悪いことをしたら世間様に申し訳ないという昔からの感覚をもつことが重要」と言っている。私も同感である。
「各業界の既得権益の集まり」としての自民党の役割は終わったのではないだろうか。
自民党の皆さんは自分自身のことより日本国民のことを第一に考えて、新しい保守政党を作り直す時期に来ていると思います。一方で、この毎日新聞による世論調査の政党支持率は、以下のようになっています。
無党派 28%
自民 20%
立憲 15%
維新 9%
れいわ 6%
共産 6%
国民 4%
公明 3%
(自民+公明=23%)
もっとも、毎日新聞の1週間前に実施されたANNの世論調査だと、
自民 36.0%
ない 29.4%
立憲 9.3%
維新 6.4%
公明 3.3%
共産 4.5%
国民 2.3%
れ新 2.3%
(自民+公明=39%)
と、自民党と立憲の支持率の数字がかなり違っています。
いずれにしても、立憲単独で第1党ということはまずなく、
自民+公明を上回るには、
・共産、国民、れいわと組むか
・維新と組むか
のどちらにしても足りません。
立憲が、共産+国民+れいわ+維新と組んで選挙協力すれば、あるいは自民+公明を上回るかもしれません。
しかし、これはまずありえないでしょう。
維新が自民と組む方がまだよほどありえます。
衆議院選挙で本気で勝つには、機能する選挙協力が必要になります。
特に、キャスティング・ボートを握るかもしれない維新がどこと組むか、組まないか、が大きく結果を左右するでしょう。