• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

オゼンピックで「できちゃった」、不妊治療効果の可能性巡り議論噴出

271
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • badge
    専修大学 商学部教授

    「記事を見て、個人の判断で当医薬品を妊娠目的に使用する方が出てこないよう」願いたいです。医薬品はベネフィットとリスクの両方を確認して、適正な使用法が決められます。少なくとも片方が未確認のものは、特定の例外的な使用を除いて、治療薬にはなり得ません。記事に記載されている「ベネフィットの可能性」のみが広がることの悪影響の方が大きいとみられるため、記事配信の公益性に疑問をもちます。

    オゼンピックに関しては、前臨床段階での動物での胎児の奇形形成が確認されています。専門的な知識を十分にお持ちでない方がこの記事を見て、どこかからこの糖尿病と重度肥満にのみに対し医師の処方が許されている「オゼンピック」を入手して独自の判断で使用することについては、極めて高いリスクが伴います。ヒト胎児での奇形形成確認のための臨床試験は、倫理的な理由から実施できないため、今のところ確認されていませんが、当医薬品に期待すべき範囲は、今のところ糖尿病や重度肥満の範囲であり、妊娠を望む方は、使用期間には確実な避妊をすべきです。

    催奇形性のリスクの重大性については、1960年代に全世界1万人規模で発生したサリドマイド事件をご参照ください。

    医師が処方のために、また薬剤師が医師の処方が適正かを確認するために、事前に熟知しておくよう義務付けられている内容「添付文書」でのオゼンピックの妊婦に関する警告文には、以下の内容が明示されています。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意
    9.5 妊婦 妊婦、妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリンを使用すること。動物試験において、臨床用量に相当する又は下回る用量(最大臨床用量でのAUC比較においてラットで約0.3倍、ウサギで約0.3倍、サルで約2.6~4.1倍)で、胎児毒性(ラット:胚生存率の減少、胚発育の抑制、骨格及び血管異常の発生頻度増加) 、ウサギ:早期妊娠損失、骨格異常及び内臓異常の発生頻度増加) 、サル:早期妊娠損失、外表異常及び骨格異常の発生頻度増加)が認められている。これらの所見は母動物の体重減少を伴うものであった。


  • badge
    順天堂大学医学部総合診療科 准教授

    オゼンピックは本当に様々な話題を振りまいてくれます。糖尿病の薬だと思ったら肥満の薬になり、心不全にも効果があると思ったら、次は妊娠の可能性が高くなるという報告。

    これも大規模なデータを集めることと、動物実験と同時に進めていくべき案件かと思います。万が一、妊娠可能性を高めて、胎児の異常も促してしまう様な薬剤だった場合、非常に危険であり、避妊を守らせる必要があります。

    すでに動物実験による胎児毒性がわかっているので、胎児毒性が認められているため、妊娠中の方や、妊娠の可能性がある方ウゴービを投与しないこととされています。


  • badge
    産婦人科専門医 医学博士

    肥満は排卵障害などにより不妊となることがあります。(やせすぎも妊娠しにくさに影響します。)
    妊娠しやすさに影響するほどの肥満の方が、減量して適正体重になることで妊娠しやすくなる、というのはごく自然なことです。
    ご本人は予期しなかったかもしれませんが、医学的には十分ありえることです。

    体重を適正にするという以外の、妊孕性に有効な効果がGLP-1にあるかどうかについては知見がありませんが、
    ただ、そもそもGLP-1は妊娠中の使用の安全性が確認されていないため、糖尿病の方で治療のために使用している方も妊活開始前にはインスリン治療に切り替える必要があります。

    ですので、妊娠を希望している方がGLP-1を使用すること自体が本来は避けるべきことです。

    なお、米国と日本とでは肥満の度合いが異なりますし、日本で、ほぼ適正体重の方がGLP-1を服用することで妊娠するかというと、米国と同様の期待はできないでしょう。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか