2024/4/17

【実録】炎上した精神科医が、「心を守る」ためにやったこと

NewsPicks 記者
SNSなどでの「炎上」は年間実に1500件。毎日3つの案件がやり玉にあがり、燃え上がっていることになる。
もし、ネット上で見ず知らずの人を批判したくなったとき、あるいは炎上の渦中に巻き込まれそうになったとき、どう対処すればよいのだろうか。
他人を批判したい、言い返したい、論破してやりたい──。
SNSに限らず、そんなネガティブな感情が湧くことは、誰しもあるだろう。また、他人に激しく攻撃されたら傷つくのも、皆同じだ。
炎上のサイエンス特集の2日目では、そんな感情が湧いてきたら、どうすればいいのかを科学的に考える。
解説するのは、小児精神科医の内田舞・ハーバード大学医学部准教授。
心理療法や精神科医療に精通する内田氏は、コロナ禍でのワクチン啓発で注目を浴び、同時にネット上での激しい誹謗中傷も経験した。
科学的な観点や自らの経験を通じて考えた「炎上への処方箋」に耳を傾けてみよう。
INDEX
  • 嫉妬と炎上の「メカニズム」
  • 「批判したい」と思ったら、こうしよう
  • 「感じる」扁桃体、「考える」前頭前野
  • もし、炎上に巻き込まれたら