3月の米雇用者数は30万3000人増、1年ぶりの大幅増-失業率低下
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非農業部門の雇用者数が予想を上回ったほか、労働参加率が上昇していながら失業率が低下しましたから、基本的に強い内容とみていいでしょう。ただ、今後のインフレと金融政策を占う上で市場が最も注目していたとみられる平均時給の伸びは予想通りとなり、前年比の伸びは縮小しました。現在、6月の利下げ開始に暗雲が立ち込めていますが、それでもまだ年内3回の利下げシナリオは崩れておらず、ドル円も152円突破を攻め損ねた格好です。介入警戒感も燻っており、しばらく152円の上抜けは遠のいたと考えられます。