「日経平均5万円超えも」失われた30年から「動き出した期待感」 ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局長
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まあ日経平均に採用される225銘柄なんてほぼグローバル展開しており、世界経済は拡大トレンドを続けるでしょうから、長い目で見れば5万円も通過点になるでしょう。
株価をEPS(1株あたり純利益)とPER(株価収益率)の掛け算に分解して考えるとその可能性の程度はさておき、あり得る水準です。1989年当時、PERは50倍を軽く超えていました。EPSは800円未満の計算です。それに対し、現在のEPSは約1457円、予想EPSは約1726円となっており、PERは23倍から27倍です(現在Bloombergが示す値)。バブル崩壊後でみるとこのPERは高いと映りますが、今後のデフレ脱却を見通すのであれば、必ずしもそうではないでしょう。もう一つ重要な視点は過去30年間で日本でも多少はインフレが進みましたから、それだけ1円の価値は目減りしている点です。従って、過去最高値と報じられる39000円に関して、名目の値でみれえば確かにその通りですが、実質的に30年前の39000円と肩を並べるのは、もっと株高の水準であり、今の日経平均株価はまだ当時に追いついていないのです。