2024/3/17

【徹底解剖】くら寿司USAは、テクノロジー企業だった

濵田 尚子

NewsPicks マクロ・マーケット担当記者

米ナスダックで「くら寿司旋風」が巻き起こっている。

子会社のKURA SUSHI USA(くら寿司USA)が上場したのは2019年。直後に襲ったコロナ禍の危機を乗り越え、株価は底値の10倍強まで上昇した。

最終赤字が続いていたにもかかわらず、すでに2回の増資に成功し、開店のための投資に振り向けてきた。

その勢いを目の当たりにして「『次のくら寿司』になりたいと、日本でも上場できるけれどもあえてナスダックを目指すという企業も出てきている」（ナスダックの村田智恵子氏）。

アメリカンドリームを実現しつつあるくら寿司。初日は熱狂する現地の様子をレポートした。

【株価10倍】くら寿司が見つけた、アメリカで圧勝する方法

NewsPicks編集部

2024年03月16日

2日目はくら寿司USAの強さの秘密をより深堀りしていこう。

INDEX

• ”定石”と逆を行く
• スシローとの世界タイトルマッチ
• ネタのスシローVSテックのくら寿司
• 全米の店舗を一括管理
• とっておきの隠し玉

コメント

注目のコメント

• 濵田 尚子

  NewsPicks マクロ・マーケット担当記者

  ・2024年03月17日

  人件費の上昇が収益を直撃しているアメリカの外食産業。そんな中、くら寿司USAは人件費が上がれば上がるほど注目を集めています。
  なぜなのか。どうやら同社が次々と導入しているテクノロジーがそのカギを握っているようです。
  一定時間を過ぎたら寿司が自動的に廃棄されるシステムからラーメン、コーヒーなどのサイドメニューまで。回転ずしに次々と新しい機能を追加してきた「発明家」のくら寿司が、アメリカでテック企業として評価されている理由を探りました。
• 清水 勝彦

  慶應ビジネススクール 教授

  ・2024年03月17日

  多くの企業はダラスとかから始めようとするのですが、オースティン周辺はテスラの本社が移ったことでもわかるように、テキサスの中でもかなりリベラルで、最初の選択ではベストだったと思います。
  
  テクノロジーの大切さはそうですが、日本との違い、そしてなによりも仕入れを中心としたロジスティックに興味があります。明日ですかね？
• 碓氷 早矢手

  講談社 IPビジネス部部長

  ・2024年03月17日

  食べた後の皿によってできるゲーム「ビッくらポン！」も輸出されているのですね。
  「ビッくらポン！」のおかげで、余計に食べさせられるというのは多くの親が体験しています。
  コロナ禍や「寿司テロ」での学びも反映されているでしょう。