【SHOGUN】日本を正しく描いた「ディズニー新作」がすごい
コメント
選択しているユーザー
真田広之さんがしっかりと目を配って、いわゆる「ハリウッド日本描写あるある」(やたら混浴する、着物が左前など)は見当たらないですよね。日本人の目から見た本格的な時代劇が発信されているわけです。欧米人には受けそうというのが最初の方を視聴した感想です。しかしこれがアジアのコンテンツと競争することになるとどうだろうか? 韓国や中国でたくさん作られている架空の王朝を舞台にした時代劇は、本格的時代劇ではないにせよ、量産されるところを見ると需要も高い。明らかに女性受けを狙っています。中国の時代劇も昔の作品は頭をそった弁髪の皇帝がいたのですが、今はよほど時代考証にこだわるもの以外は長髪の前髪のある長身のキラキラした若者が主人公。女性の衣装も非常に美しく、刺繍やかんざしなど、失われた中国の華やかな文化を再現している。中国の若者の間でも古装でインスタに写真をあげるなど、ちょっとしたブームなのか? これを見て私は日本の時代劇もさかやき(月代)のをやめたら、もっと海外に受けるのではと思っていました。NHKの「大奥」は男女逆転の大奥を描いたチャレンジングな作品。衣装も美しくお金がかかっていました。これこそNetlflixにのせて海外に配信してほしいです。
注目のコメント
ディズニーの新作ドラマ「SHOGUN 将軍」は、ステレオタイプ的な描写から脱却した作品となっています。
ディズニーのみならず、日本や日本人を描いた海外作品では、なんだそれと思うような描写がされていることが多々あります(個人的に、Kill Billはそういう意味で面白かったです)。
本人からすると不自然に見える描写は、対象を見る視点の違いによって起こることが多く、日本を日本の視点から見るか、欧米の視点から見るか、見え方は全く違います。
「本物の日本」にこだわるために、日本の視点からディズニーが描いた本作品は、そういう意味で新しい作品だと言えるでしょう。かなり興味が湧いたので観てみようと思いました。
既に視聴されている方がいれば、ぜひコメントいただきたいです🙇♀️同じく真田広之さんが出演しているJW:コンセクエンスでは日本の美術的な背景が取り上げられており(妙なカタカナの看板ではなく)、日本に対する見方や位置づけが変わりつつあるのかなと感じます。渡辺謙さんもそうですが真田さんも着実に世界的な評価を固めていますね。
日本で外国を描く作品を制作する場合でも、過去のディズニーのようなことをやってこなかったか?
この視点も必要だと思います。
描かれる側の違和感を除くための努力は、相手の文化への興味とリスペクトがあってこそできること。
ある文化圏の人が、別の文化圏を描く場合にすべて当てはまりますね。