【読書】よい職場の雰囲気は「挨拶一つ」で決まる
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今回の10分読書は、「よい職場とはなにか」についてです。
なんとなく過ごしやすい職場とそうでない職場、肌感覚ではわかってもなかなか言語化するのには難しい部分があります。
しかし、本書を読むことで、どういった点に注意するとフラットな意見が出やすい環境になるのか、よく理解することができます。
同じような直面になったときには、本書を見返して人間関係を良い方向にもっていきたいですね。
注目のコメント
現実的には「何でも言える職場」は、決して多くはないのでは? 上司が変わると雰囲気も随分変わります。これまで組織を育てた経験上、とても活用できる一つのツールは、「タックマンモデル」です。
タックマンモデルとは、成果を出すチームが必ず通る4つのステップ「form, storm, norm, perform」です。第一段階は単に形成されている(form)チームであり、言いたいことが言えるわけではない。第二段階の混乱期(storm)でぶつかり合う経験をすることで、やっと第三段階のチーム統一(norm)され、第四段階のパフォーマンス発揮するチームに育つというものです。
第一段階だったチームが、起こるべくして起きたstormから、雨降って地が固まり、第四段階のパフォーマンス発揮するチームを多く見てきました。チームが育った時には、想像以上の凄い力を発揮するなと、チーム力の大切さをつくづく思います。ちょうど先日聞いた小話ですが、あいさつで有効なのは、「定型文 + α」だそうです。
例えば、
「おはよう! + あ、昨日のあの件良かったよ〜」
「お疲れ様。 + まあさ、今日は残念だったけど次はやってやろうぜ!」
この「プラスα」はディズニーやUSJなどの接客でも多用されているらしく、(最近行ってないので未検証ですが…)、そしてそのルーツはなんと居酒屋から来ているとか…
「いらっしゃい! + お、今日はいつもより早いっすね〜」てな具合だそうです。
確かに定型文に一言あるだけで、自分という個に興味を持ってくれているんだなと不思議と感じますね♪
こういう空気が個の承認につながり、その場の互いの関係の質が上がるのだとか。
ちょうど先日聞いたいい話なのでシェアしてみます。お試しあれでございます。心理的安全性を語る本でエドモンドソン教授の指摘から外れていることが多いのは「目的達成意識」。ただ何でも言っていいなら、家族とか仲良しの雑談と変わらないということです。そこで、パーパスとか出てくるんでしょうが、本当の共有は心理的安全性を根付かせるのと同じかそれ以上に難しいと思います。お手軽にできるのであれば、差はつきません。