トヨタも参入?ライドシェア解禁の「ビッグウェーブ」に乗る企業は?
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ライドシェアと自動運転の両方が社会実装された近未来を想像してみました。
個人が保有する自動車の台数は大きく減るかもしれません。移動する「手段」だけが残り、車を保有する移動サービス事業者は、料金・配車までの時間を主に競うことになります(他には、「乗り心地」もあるかもしれません)。ダイナミックプライシングの導入が前提ですが、両者ともアルゴリズムの勝負になるということです。ライドシェアって、今までのバスとかタクシーもライドシェアです。ウーバーはそれを素人がやってもいいよ…とやっただけ。(まあ、それが偉いのですが…)
タクシーも考えようによっては自動運転です。自分が運転しなくていいわけですから。タクシーが自動運転になった場合にはタクシー運転手の賃金が車両の所有者と運営会社に移るということです。それで料金が劇的に下げればいいですが、たいして違わないとタクシー運転手が失業するだけになる。
それから「カーシェア」ですがビジネスとして成り立たないことが見えてきました。稼働率が上がりすぎると顧客の利便性が落ちるからです。総じて30%程度の稼働率にしておかないといけない。これでは事業会社が儲かりません。彼らの儲けの源泉は「ほとんどカーシェアを使わない登録会員の月会費」です。まずはタクシー会社が「人とクルマの運行管理をする」条件付きですが、自家用有償旅客運送事業で利便性と安全性の両立が確認されれば、タクシー会社が「仕切らない運行管理」を前提としたライドシェアが認められる可能性が高まります。
タクシー事業者による「管理」にこだわったのは業界と行政ですが、政治はさらなる規制緩和を目指しています。
利用者の選択肢が増えるのは良いことだと思います。もちろん電動キックボードの二の舞となるような「安全軽視」は論外です。