2024/2/23

【悲願】日経平均の最高値更新が意味するコト

「晴れた日に3万8915円が見える」
大和証券の木野内栄治ストラテジストは、12年前から正月のたびに、こんなタイトルのレポートを出し続けてきた強気派で有名だ。
12年越しに「最高値」の予測が当たった形だが、「その日」は東京は雨だった。
「なぜか私に『おめでとう』と伝える電話が鳴りやまなくて、晴れやかな気持ちでした」(木野内氏)
2月22日、日経平均株価が遂に、バブルの呪縛から解き放たれた。
前日に発表された米NVIDIAの好決算に後押しされる形で朝から日経平均は急上昇し、終値は前日比836円(2%)高い3万9098円となった。
バブルだった1989年12月29日以来、実に34年ぶりに過去最高値を更新し、市場関係者からは歓喜の声が上がった。
日経平均は34年でどう変わってきたのか。
データをもとに、最高値更新が意味することを探ってみよう。
INDEX
  • 34年で主役はこれだけ変わった
  • 地に足のついた「最高値」
  • バブルの爪痕
  • 周回遅れの日本株