2024/2/11

【とあるアラ子】私が考える「ルッキズム問題」の本質

またひとつ、長らく常識として定着してきた価値観が、見直され始めている。
人の外見を重視し、見た目で人を評価・判断したりする「ルッキズム」だ。
映画やドラマ、マンガなどでルッキズム批判をテーマにしたものが続出している。
その中でも、日本の作品で話題なのが漫画『ブスなんて言わないで』。容姿にコンプレックスのある女性を主人公に、ルッキズム社会の課題を浮き彫りにしていく作品だ。
作品の中では、美人起業家やイケメンカメラマンなど、見た目の悩みがなさそうな人の苦しみも描かれている。
作者のとあるアラ子さんに、描いた動機、ルッキズムへの思いを聞いた。
とあるアラ子/漫画家。働く女性をテーマにした作品が多い。『ブスなんで言わないで』の他に、2019年に映画化された『美人が婚活してみたら』などがある。
INDEX
  • 原動力は「怒り」
  • 「読まれ方」は三者三様
  • ルッキズムは「差別」の問題
  • 「ボディポジティブ」の前に…

原動力は「怒り」