2024/1/28

【週末に読む】「格差時代」にこそ学びたい、遺伝学の重要性

NewsPicks編集部 編集者/記者
ビッグデータを分析しながら、生物学的な遺伝と学歴は関係なく、科学の観点から「親ガチャ」を疑問視した本「遺伝と平等:人生の成り行きは変えられる」が、米国で話題を呼んでいる。
格差が広がる米国だからこそ、話題を呼んでいることは理解できるが、一方で日本ではどうだろうか。
この本も含め、数多くの米国で出版された本を翻訳し、日米の事情に精通する翻訳家の青木薫さんは「五十歩百歩」と語る。
その真意から、米国の一流大学や社会で起きている問題、さらに「学問」を巡る日本と海外の温度差まで、語ってもらった。
INDEX
  • ハーバードで「クジ引き入試」?
  • 「差別」の内容は違うけど・・・
  • 遺伝学は何にでも通じる

ハーバードで「クジ引き入試」?

──この本の舞台はアメリカが中心ですが、日本でも似たようなことが起きていると思いますか。