【最新版】2023年スタートアップ調達トレンド
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2023年における国内ベンチャー投資額は、事後に判明したするであろう調達額を加味すれば2021年水準とのこと。
北米、欧州は速報値ベースだと2021年比較で軒並み半減していることを思えば、前年比割れこそしているものの比較的小さな下げ幅ではありますが、これはそもそも調達額が大型化しがちなレイトステージにおける資金供給がそもそも少なかったために、下げ幅が限定的だったと捉えるのが妥当ではないかと思います。
その上で調達額以上に、バリュエーションに関しては大きく調整がかかっている印象はあります。これもまた北米ほど極端ではないにせよ、大幅なダウンラウンドは目につくようになりました。
一方でシードステージの調達が他のステージと比べて活況であるのは、資金調達が厳冬状態の北米と変わりません。
調達環境は変化している一方、起業熱は変わらずといったところでしょうか。2023年の国内スタートアップの資金調達動向を取りまとめたレポートの速報記事を公開いたしました。
2023年のスタートアップによる資金調達額は7536億円と、過去最高であった前年(9664億円)を下回りました。後から判明する調達分を考慮すると、調達額は2021年並みの8500億円程度の見込みで、前年比12%減程度の着地になると推察されます。
調達社数については前年よりも大幅に減少しているように見えますが、金額よりも数値の遅効性の影響を受けるため、後から判明する数を考慮すると前年を上回っていく可能性が高いと思います。
金額の減少要因は、10億円以上100億円未満の調達の減少で、バリュエーションもシリーズD以降で減少しましており、株式市場の影響がでています。
一方、100億円以上の調達は過去最高の8件で、研究開発型へ資金が集中。また、シード・アーリーの調達社数は実態としては増加していると考えられます。
本記事では20点以上の図表を公開していますが、。INITIAL(https://initial.inc/)で1/31公開予定の「Japan Startup Finance 2023」レポートでは、100点以上の図表を掲載します。
ぜひ、お役立てください。景気の話があるのと同時に、
ここも二極化のフェーズかもしれません。
容易に思いつくビジネスはやり尽くされ、新たに立ち上げる難易度が上がっている感覚はあります。
引き続き、シリアルアントレプレナーの方々は好調なので、そこが大型調達をしている現状。
起業家も投資家も方針の設定が重要です。