[ヘルシンキ 15日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクは、追って通知があるまで全てのコンテナ船の紅海航行を見合わせる方針。マースクの広報が15日、ロイターに対し明らかにした。

14日にマースクの船舶が巻き込まれた「ニアミス事故」が起きたほか、15日にもコンテナ船が攻撃を受けたことを踏まえたと措置という。

マースクは14日、同社の船舶「マースク・ジブラルタル」がオマーン南部サラーラからサウジアラビアのジッダに向けて航行中にミサイルの標的となったが、乗組員と船舶の無事が報告されていると明らかにした。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、マースクのコンテナ船が警告に応じなかったため武力作戦を実施しドローン(無人機)で直接攻撃したと主張しているが、マースクは命中していないと否定した。