2023/12/9

【深掘り】仕事やキャリアの悩みに効く「占い」の効能

NewsPicks編集部
「占い」と聞くと、朝の情報番組や雑誌等で紹介されるエンタテインメント、というイメージを持つ人も多いかもしれない。
ところが、近年は仕事やキャリアに悩んだときの1つの「指針」として占いを活用する人も多い──。
そう指摘するのが、書籍世界のビジネスエリートが身につける教養としての占いを上梓した占い師の早矢氏だ。
同氏のもとには、企業勤めのビジネスパーソンから士業、経営者、医師など、さまざまな人が仕事上のアドバイスを求めてやってくるという。
歴史上の偉人や名経営者と呼ばれる人たちの中にも「占い好き」は少なくないと聞くが、果たして占いは私たちの実生活、とりわけ仕事にどう役立つのだろうか?
徳川家康から松下幸之助、ウォーレン・バフェットまで......。
占いを活用する人物のエピソードも交えて、そのエッセンスを語ってもらった。
INDEX
  • 「男性の相談者」が増加中
  • 悩みを「壁打ち」できる場所
  • 名将はなぜ「占い好き」なのか
  • バフェットも頼る「金融占星術」

「男性の相談者」が増加中

── 本書のタイトルは『世界のビジネスエリートが身につける教養としての占い』。早矢さんのもとには、日々ビジネスパーソンの相談者が多く訪れるそうですね。
早矢 かれこれ20年ほど占い師として活動していますが、私が国家資格の「キャリアコンサルタント」を取得していることもあってか、仕事やキャリアに関する相談をいただくことは多いです。
大手企業に勤めている方や士業の方、経営者など、第一線で働くビジネスパーソンも含めて、日々さまざまな方を鑑定しています。
特に、近年増えているのが、男性からの相談です。
私がこれまで鑑定した方の数は2万2000人(2023年時点)ほど。男女比は女性が8割、男性が2割ですが、男性の数は年を追って増えています。