トヨタ株が逆行高、資本効率向上の思惑 政策保有株見直しの報道
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日本一の時価総額を誇るトヨタでさえ今年の夏までPBRは1倍割れで低迷していました。EV競争での劣勢を織り込んでの低評価ではありますが、純資産の10%に達する政策保有株式が招く資本効率の低さも影響しています。
トヨタに限らず政策保有株式をどうするか問題は多くの大企業が抱えており、資本効率の向上はもちろんのことコーポレートガバナンスの空洞化をも生み出しており、緊張感のある健全な資本市場にするためにもドンドン減らしてほしいです。短期的な需給には売り出しがあるという点でマイナスかもしれないが、長期的には資本効率の向上や、議決権行使観点で1/3以上の保有を維持することがなくなれば自社株買いなどの選択肢の自由度・柔軟性が増えるという点でポジティブ。
市場としては長期部分を注目して上がっているというのは、個人的には市場の懐の深さを示しているように感じ嬉しい。実際に売り出しが発生するようなタイミングで粘り腰を見せられるかが正念場だし、そこを乗り越えてほしい。