【激白】大手VC「私たちが業界団体に見切りをつけた理由」
- 目を疑ったSlack事件
- 独自調査で見えた驚きの現実
- ”普通”がマヒする女性たち
- 春に感じていた失望
- 自ら投資先の価値を下げる謎
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Eight Roads Venturesは、AppsflyerやRedPoints、ウィルなどレイターステージで世界的に著名なベンチャーキャピタルです。
代表であるDavid氏のNoteは公開時ベンチャー界隈では話題となり、何があったのか誰もが知りたがっていた舞台裏に関する記事です。
発端は、JVCA運営が所属するSlackにおける差別的発言とのこと。違和感を覚えたチームが独自調査で謎を紐解いていくと、驚きの現実が見えてきます。
先日VC向けの米国アクセレータープログラムに知り合いが応募しました。見ると、そのプログラム参加者のGPの女性比率は30%超え。一方、国内で女性GPは片手に余るほどしか知りません。
日本の当たり前が、世界だと異常な世界なのだと気が付きました。
このようなズレは国内で”イツメン”と話しているだけでは気がつくことはできません。客観性を持つ立場ある人から声が上がっていくことで、日本の歪みが改善されていくといいなと思います。
この記事を受けてのJVCA側の見解もお聞きしたいところですが、私もVCパートナー、キャピタリスト、起業家などの男女比率に歪さを感じると共に、積極的に是正すべき問題だと感じています。
一方でJVCA側の動きではないですが、独立系VCのANRIなどでは女性起業家への投資比率を20%以上にするという取り組みを開始し、実際に3割弱の投資に至るなど個々には優れた取り組みもあります。
スタートアップの意義が社会の変革であるのならば、D&Iといった観点でも模範的な存在であって欲しいと思います。
D&Iの話題になるとNPでも良く見かけるコメントの一つが「だからといって、数合わせで女性に下駄を履かせるのは違うのではないか」という類いです。
この発言の背景にあるのは「すでに男女共に機会や評価が平等で、実力がないからバランスが悪いんだ」と思っており、雑な言い方をすると”ベースマジョリティ側(男性等)が有利である”という状況に気づいていない人がいるということだと思います。
ただし、こういった問題はマイノリティ側が声を上げても効果が乏しく、マジョリティ側の誰かが問題提起するほうが意味があると思っています。
今回のDavidさんのnoteも、界隈では割と話題になっていました。
一方でマイノリティ側としてできることは、「キャピタリストって女性のほうが向いているんじゃ?」と思ってもらえるほどに、圧倒的な結果を残すことかもしれないと感じており、頑張らなくてはと思っています。
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