2023/11/28
【麻布競馬場】僕が出した「賃貸 vs 持ち家」論争の答え
「タワマンに住んでいるから何だ。潮臭い芝浦ごときでドヤり倒しやがってよ」
「中目黒なんてそんな(笑)量産型のくせに自分のこと個性的だと思ってる自分が見えてない人がマッチングアプリで女の子を持ち帰るために住む街だよ(笑)」
抜群の切れ味と独特な表現で人気を博しているのは30代の覆面作家・麻布競馬場氏だ。
X(旧Twitter)で五月雨式に物語を投稿していたが、あまりのリアルさが話題を呼び、2022年には『
この部屋から東京タワーは永遠に見えない(集英社)』というタイトルで書籍化された。
不動産関係者を含めた幅広い人脈から得られる情報や「地方出身、大学から東京」という自身の経歴から物語を描いているという。
そんな麻布競馬場氏に、誰もが一度は考えるであろう「賃貸に住み続けるか、家を買うか」という質問をぶつけてみた。
- 住む家に「資産性」を求めるな
- 論争が複雑になる「決定的理由」
- 僕が大事にする「居住性」
- ちなみに、僕の結婚観は…
- 大事なのは「自分だけの信仰」
- 「タワマン信仰」からの脱却法
- 豊洲や流山の「良さ」
- 若者の「港区離れ」が始まった
住む家に「資産性」を求めるな
──これまで地方出身の若者が東京で苦悩する「リアルすぎる」物語を書かれています。登場する物件や場所が具体的なのが特徴ですが、麻布競馬場さんご自身は賃貸と持ち家、どちら派でしょうか。
麻布競馬場 申し訳ないのですが、自分なりの信仰に基づいているのであれば、どちらでも良いというのが私の結論です。
ですが、気をつけなければいけないのは、不動産に何を求めるかです。
つまり、