豊田章男会長、水素の普及について「花とミツバチ」論などを語る 「共感がない限り、インフラとかは進まない」
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注目のコメント
とても真実。多様な技術があり、またその進化によっても順番も変わりうるなかで、目的に向かってしなやかに、変なバイアスを持たずに持ってやっていくことの重要性。
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カーボンニュートラルというと、自動車業界では3~4年前、特に日本は「BEV(バッテリ電気自動車)が遅れている」という発言にすぐなるんですよ。なるんですけど、今年のG7でも日本政府は、世界に先駆けてマルチパスウェイというものを言い出し、各国も、特にヨーロッパとかはいろいろなところでちょっと言い方が変わってきたじゃなでいすか。
いまだに周回遅れと言っている人もいますけど、やはりみなさん現実を見て、世の中の動きも変わってきたのだから、取材をしておられる方も分かると思うのです、この変化が。取材をして「今こういうことが起こっているよね」っていうのは、より多くの方々に正しく伝えるところは、ぜひお願いをしたいなと思っています。
(中略)
豊田章男会長:というか、私は孤軍奮闘でしたから。2、3年前はみなさんをご中心に「周回遅れ」と言われてみたりね、「BEVをやる気がない」とか、ずいぶんいろいろなお言葉をいただいたと思いますよ。
だけど、変な手のひら返しをしないでくださいね。急に「BEVがおかしくなった」ってやったらダメですよ。
元々僕が言い続けているのは、「すべての選択肢を、順番を間違えないようにやらせなさい」ということです。それを、規制を決めるとか、選択肢を一つに決めることを持ってきてしまうと、技術進歩の利点が効かないんですよ。水素は扱いが面倒な気体である。福島原発事故も原子炉内で発生した水素に引火して爆発したのが原因である。
水素炭素を付けてメタンにした方が安全に利用出来る。敢えて困難な水素を利用するよりもコスト的にも有利だと思う。