(ブルームバーグ): クリスピー・クリームはドーナツ好きにはまだ人気の選択肢かもしれないが、「オゼンピック」や「ウゴービ」といった減量薬のブームを受けて、トゥルイスト・セキュリティーズはクリスピー・クリーム株について投資家に警告を発した。

トゥルイストは同社株の投資判断を従来の「買い」から「ホールド」に、目標株価は従来の20ドルから13ドルにそれぞれ引き下げた。GLP-1受容体作動薬として知られるこうした薬剤が加工スナック菓子に及ぼす影響は不透明だと説明した。ビル・チャッペル氏率いるアナリストは、「少なくとも」6-12カ月は霧が晴れることはないと想定している。

チャッペル氏は「当社ではクリスピー・クリームのモデルを信頼している」と30日のリポートで指摘。しかし少なくとも現時点では「同銘柄は推奨し難い」と記した。

30日の米株式市場でクリスピー・クリーム株は一時3.6%安。その後は下げ渋る展開となった。ブルームバーグが追跡するアナリストのうち、クリスピー・クリーム株について「買い」判断を付与しているのは3人、「ホールド」は4人、「売り」はゼロとなっている。

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原題:Krispy Kreme Drops on Worries That Ozempic Will Hit Donut Demand(抜粋)

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