次期衆院議長に額賀福志郎・元財務相、自民党が最終調整…細田博之氏はきょう辞任表明
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国会は国権の最高機関。議長は与党出身だったとしても、全国民、全党派を代表する立場から、ときにはきちんと首相にも物申せる人物でなければなりません。細田議長はその任務をはたせたのかどうか。額賀氏はまだ旧経世会(現平成研)が力を持っていたころから将来が嘱望されながら、権力の中心が清和会に移ったことで存在感を示せないまま今日まで来たベテラン政治家です。今の自民党の人材をみると、オーソドックスな判断だと思います。
細田氏は「議長だから」を盾に、旧統一協会の問題をはじめいくつかの問題について説明を避けてきました。辞任後は「議長だから」という理由は通りません。きちんも説明するべきだと考えます。
議長は上がりの最高ポジション。この後、褒章を授与されるのがお決まりです。だいたいは当選回数が多い派閥トップが持ち回りでなるので、はい、額賀さん、そうですよね、と永田町の誰もが思っていることと思います。
余談ですが、かつて90年代までは地盤が頑丈で、地元の方によると、地元の小学校で額賀さんのシールが配られるほどでした。お蕎麦好きなのか、2000年代〜2010年代前半までの間に衆議院の院内のひなびたお蕎麦屋さんで何度かお見受けしたことがあります。自動販売機でチケットを買うようなお蕎麦屋さんでして、昼一の代議士会の後にたまたま隣のカウンター席にお掛けになり、「どこの秘書さん?いつでも事務所に遊びにいらっしゃい」「困ったことがあればいつでも来なさい」などと話しかけてくるなど、派閥が違っても若手にも飛び抜けて親戚と言うか、うまく言えませんが包容力のようなものがある印象でした。ボスになるタイプの方はこんな方が多いです。
昔の大物政治家と言ってはなんですが、昔の政治家のこの、どんと来い、ワッハッハ、と言う感じで、EBPMなんて全く言い出さないであろう、面倒見の良い政治家が最近は少なくなり、サラリーマン政治家が増えてきましたので、また1人上がった(もうすぐいなくなる)、ほんのちょっと寂しくなるな、と言う気持ちになります。