【読書】「マーケティングの本質」を理解できていますか?
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マーケティングとは文字通りMarket-ing、すなわちマーケットをつくること=そのために行うすべての活動、であり、それ以上でもそれ以下でもありません。それを「俺の/私の」マーケティング論をいろんな人が言うから訳がわからなくなるわけで、そういう意味では西口さんが語るマーケティングは「マーケットをつくる」というマーケティングの本質を突いていると思います。オススメです。
今回の10分読書は、「マーケティング」の意義について紐解いています。
書店にいくと、〇〇戦略や〇〇分析など、マーケティングの手法に関する書籍が多く並んでいます。
思考のヒントとして非常に役立ちますが、いわゆるフォーマットだけ身につけても顧客に対して、価値を生み出すことは難しいです。
一番シンプルかつ本質的なのは「顧客ファースト」であること。
手段の目的化が起こっていないか、日々振り返ることが大切かもしれません。「マーケティング」ほど曖昧に使われているビジネス用語も珍しいですが、個人的には原義通り「market」に「ing」をつけたもの、と習ったものが一番わかりやすく、市場に売るためにやるすべてのことなんでしょう
記事にある「まずはwhoとwhatが重要」というのは古典的枠組みのターゲット✕4Pで言えば、やはりターゲットが一番で、4Pは並列でなく「product」が最重要という主張とも理解できます
西口さんは一貫して、誰にどんな便益を届けるのかが基本で、単に認知させても便益を伝えられない広告は意味がない、便益が弱いのに広告で補うとかいう発想はあり得ない、という主張をされていてとても共感します
元ネスレの高岡さんがよく言われる「マーケティングとは課題解決」というのも分からなくないのですが流石に定義としては抽象的すぎるなあ、と感じます