「本当のジョブズ」はどちら? アップルと作家で意見が真っ二つ
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注目のコメント
アイザックソンのSteve Jobsは、ジョブズ自身の要請で著作。2年以上に渡った取材とインタビューで内容もジョブズの生き方が見えてくる密な一冊。でも何が面白いって、ジョブズはこの本の表紙以外、つまり内容、原稿には一回も目を通さなかった、ということ。Becoming Steve Jobsまだ読んでないけど、既にジョブズの闘病中にティム・クックが肝臓提供の申し出を断っていたな話などあり、興味深い。
僕はこう多くのなぞに包まれた故ジョブズの考え方、経営論など妄想するのが逆に好きなんですがね。笑人間はよっぽど自制心が高くない限り、身内とそれ以外、好きな人と嫌いな人で、自分の出し方はかなり変わってくるもの。そして、他人の受け止め方も。その意味で、どちらも多くの真実を含んでいるはず。
『群盲、象を評す』という有名な寓話がありますがまさにこれ。盲人が象を触り、脚を触って柱、尻尾を触ってロープと言うように全部納得感はあれど・・という。多面的な見方の重要性を説いた言葉。今回のようなケースで問題なのが側近ほど『俺は見えてる』と思ってしまうことでしょうか。
どんな人でもどこかの部分はそれなりに見えてない。そんな想像力が必要。ただ側近の話も読んでみたいです。