米国株式市場=急伸、利上げ休止観測で大型グロース株に買い
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きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。
上げ幅は一時300ドルを超える場面も見られました。
この日発表の米経済指標が予想を大きく下回ったことで、米国債利回りの急低下と伴にIT・ハイテク株中心に買いを強めています。
7月の米求人件数と8月調査の米消費者信頼感指数が発表され、特に米求人件数は882.7万人と予想(950万人)を大きく下回り、約2年ぶりの低水準となりました。
労働需要が冷え込みを示す新たな証拠となっており、離職率は2.3%と2021年以降で最低水準となり、これは米労働者が再就職できる自信がなくなっていることを意味します。
先週のジャクソンホールでパウエルFRB議長は、利上げの可能性を残しながらも慎重なアプローチを取る姿勢を滲ませていましたが、きょうの指標はFRBの利上げキャンペーン停止が近いとの市場の見方を裏付ける内容となりました。
一方で、月末を控える中で様子見の雰囲気も強いか。
市場参加者が夏休みから戻り、月末に向けてポートフォリオを見直し配分を調整しているところ。
8月は市場にとって厳しい月となりましたが、今週に入って投資家心理は再び緩やかに持ち直しています。
市場は週内に発表される経済指標を見極め、FRBの動向を探ろうとしている一方、米経済がソフトランディグに向かうとの見方が高まることを期待している面もあるようです。
VIX大幅低下して再び楽観に。
米10年債金利が低下しましたが、木曜日に発表される7月のPCEデフレータ、そして金曜日の8月の米雇用統計やISMは注目となります(今週まだまだイベント続きます)。