【超入門】世界を左右する、中国経済「5つのポイント」
- Q1:なんで中国経済はヤバいって言われているの?
- Q2:恒大「破産」はバブル崩壊の始まり?
- Q3:中国発「リーマン級危機」は起こる?
- Q4:中国がコケたら日本と世界も大失速?
- Q5:結局、中国経済はどのぐらいヤバい?
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中国の債務危機は、恒大などよりも、総額1300兆円とか1800兆円とかそれ以上とかいわれる、融資平台の債務にあります。
融資平台は、地方政府が出資している投資会社ですから、融資平台の債務は、(不動産価格下落により)結局は地方政府の債務になります。
省とか、市とかいった各自治体が債務を返済できなくなった時、それを誰が返済するのか、
デフォルトさせるのか?
そうでなければ、
・中央政府の公的基金を注入する
・中央銀行が金利を極端に引き下げて、地方政府が銀行からの借金を返せるようにする
・中央銀行が法令をつくって地方政府の債務返済を猶予できるようにする
いずれも中国の中の誰かが大きな負担をすることになる措置ですが、中央政府がこれらのいずれかの措置を選ぶ時からが本番でしょう。
中国の地方債務、大規模救済なしで再編図る-危うさはらむ戦略
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-24/RZVHRGT0AFB401
「中国経済」とググれば、「やばい」とサジェストが出る。
どれだけ多くの人が、この2つの言葉で検索しているのか、ってことです。
じゃあ本当のところ、何がやばいのよ?
ゼロから分かる、やさし~い中国経済解説を作ってみました。
これだけ読んでおけば、とりあえず明日の会議の「来期の中国経済の前提は…」という議論にも何とかごまかしながら参加できる。
多分。
真面目な話をすると、
中国経済の実態を知ることは、年々難しくなっています。
中国習近平政権が、さまざまなデータへの海外からのアクセスを難しくしているからです。
そういったブラックボックス化の進行が、日本に随分前からある「中国経済は崩壊するんじゃないか観」をさらにかき立てます。
そんな中で、非常に誠実な調査努力をされていると感服したのは、今回取材したスフィンクス・インベストメント・リサーチの藻谷俊介エコノミストです。
まだ公開されている統計数値をかき集め、多方面から立体的に中国経済を分析されています。
記事では本当にごく一部のデータしか言及できませんでしたが…。
藻谷エコノミストが示したデータからは、中国経済の弱さと同時に、意外と強い一面も確認できました。
記事の後半で引用しています。
最後まで読んでいただけますよう。
いま世界が注目している、中国経済の失速と、巨大な不動産会社の破綻。ニューズピックスの中国分野のスペシャリストである杉本記者が、三日間にわたり、今起きていることをレポートします。YouTubeの動画解説も好評!
https://youtu.be/g-M4t8FSPAw?si=sXSxG8SqQhrjrrTZ
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