2023/8/31

【読書】最後まで読みたくなる「書き出しの鉄則」

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。
今回は『文章は「つかみ」で9割決まる』(日本実業出版社)をお届けする。
ぜひ、日常のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(4442文字)
(写真: Catherine Falls Commercial/Gettyimages)
INDEX
  • なぜ「つかみ」が重要なのか
  • 「つかみ」がつかめるかどうか
  • 最もおいしいネタを「つかみ」にする
  • 5ステップで「つかみ」をつくる

なぜ「つかみ」が重要なのか

本書で「つかみ」として定義されているのは、「文章の書き出し」のことで、冒頭の1〜10行目ほど、文章量で言えば200〜300字程度だ。
著者はライターを25年続けるなかで、とくに現代では、文章の「つかみ」が面白くなければ、そもそも読んですらもらえない、という冷徹な事実を痛感してきた。
過去には、外山滋比古氏や古賀史健氏など、「文章術」を書いたベストセラー作家らも、「つかみ」の重要性を口々に訴えている。
なぜ「書き出し」が重要なのか。
その最大の理由は、読者が「忙しくなっている」からだと著者は指摘する。