gumiという錬金術に群がった人々と、日本のスタートアップ業界の暗部【1】 - はてな匿名ダイアリー
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注目のコメント
gumiさんの件についてのブログ記事。先日、擁護論についての反対コメントを書いたが、このブログは非常によくまっていてバランスが取れていると感じるのでPick。日本の特にネットベンチャー業界はみんなお友達の「コミュニティ」感が強く、それがスピード感につながることもあれば、ややもすると倫理の欠如が起きるリスクはあるし、本来ならそれをしっかり統制するのが主幹事であり、東証であるべきですね。そしてgunosyさんは心配。
後編もあわせて読みたい
http://anond.hatelabo.jp/20150308224002本ブログには色々、書いてあるものの僕は今回の問題は以下、二つに集約されると思う。
① 上場日の段階で第3四半期の下落および年度数値の大幅未達はある程度、見えていた (はずである) にもかかわらず、その事実を決算発表前日まで公開しなかったこと
② 特にCFOの人が持株の80%を売却していて「直に株価は落ちる」ことをわかっていた (と思われる) こと
①は告知義務違反を疑われても仕方ないし、②はインサイダー疑われても仕方ない。要はどちらも「コンプライアンス違反」を疑われても仕方ない状況である、ということ。
一方で、上場一年前の「8兆円見えた」発言や上場後の「21世紀ディズニー」発言は全く問題ないと思う。大きなビジョン持たない限り、会社が大きくなることはないからね。
そして結論としては僕は先週から変わってなくて、こんなことで日本の「起業文化」を無くしてしまったら日本全体の沈滞に繋がる。だから国光さんも僕ら起業家たちも、高騰する株価や時価総額に躍らされることなく、企業のホンモノの価値を着実に上げていかないといけない、という当たり前のことなんだと思う。<追記>自己責任論に関して。損して文句をいうのは「適切な開示があった状態」でなら自己責任だろうし、記事にあるように業績後退の兆候があり、それは開示資料でも一定読み取れるという点では、そこまで含めて一定の自己責任とも言えるかもしれない(ただその際に上場企業及び主幹事としての「自己責任」も等しく議論する必要があり、本件それは満たされていないと自分は思う)。
既にコメントしたように、疑義がかかる発言などを過去に遡ってある。証券市場が完全にクリーンなものとは思わないが、やるならやるでそういった発言を気にしないやり方は稚拙だし、そういう企業に寄ってくるのは投機家だけになる。投機家(時間軸が短い投資家)もいるのが市場で、多様な投資に対する時間軸も必要だし、またどういう投資家・投機家に選ばれたいかは企業の選択。ただ、もし投機家だけでいいなら「毒を食らわば皿までも」の覚悟を決めていることが必要だし、それで許容されるのは一定の規模まで。個人的にはベンチャーの目が出ている今だからこそ、その勢いがつぶれて欲しくないし、重ねてとなるが、業界全体の資金調達へ波及しないことが最重要だと思っている。<追記終>
占部さんのコメントに関連して。コミュニティ感が強いことは、シリコンバレーやPayPalマフィアという言葉もできるように、日本に独特なことではないかもしれない。ただ、立ち上がりで変動も大きい事業が多いからこそ、疑われてやましいことがないことを、倫理観をもってしっかり行動することは、重要だと思っている。
以前Picks下記記事で弊社佐久間がコメントしているが、CFOがスタートアップの資金調達全体にも疑義が及びかねない発言をしていることが信じがたいしありえない。疑義が業界全体にかけられかねない事態になっているからこそ、各スタートアップが心がけることは必須条件。
https://newspicks.com/news/673825/