不況の総合デパートが、業界トップの高収益企業になっていた
NewsPicks編集部
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企業を長期スパンで見ていると、苦しい時期、好調な時期と、様々な局面があります。三井化学が苦しい時期も見てきましたが、現在の業績回復は、会社が一丸となって手に入れたものだと感じます。
業績の立て直しには、いろいろな方法がありますが、会社のことをよく理解し、愛着を持っているのは、社内の人だと思います。外部人材やカリスマトップの力で業績をV字回復させる企業も多いですが、三井化学の復活は、歴代社長が地道な改革を続けた結果。功名心ではなく、会社のためという思いを感じます。
派手さはなくても、いぶし銀のような企業はまだまだたくさんあると思います。そこには、多くの企業が共有できる何かがあると思うので、そういう会社もたくさん取材していきたいと思います。戦略論的には高付加価値の機能品への注力と、川下の加工の付加価値を乗せるためのM＆Aとのこと
どちらも言うは易しですが、本当にやり切れたのが成果ということでしょう
特に川下のM＆Aは材料やさんからすればバリューチェーンは繋がってるとはいえ、全く別の事業構造やカルチャーを持った会社をマネジメントすることになるので「本当に買うのか」という議論が社内であったことは想像に難くない中でやりきったということなんでしょう
カルチャーや人をどう変えてきたのかが明日のようなのでそちらも楽しみです「社員に自信を持たせる」「失った誇りを取り戻す戦いだ」という指摘が印象的でした。淡輪会長が人事出身ということもあるのでしょうが、「人が最も重要な資産だ」という割には資産を有効活用できてない会社が多いのが実情ではないでしょうか？
