グーグル、ニュースのリンク削除 カナダで対価支払いの法律成立で
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この「リンク税」の結果予想されるのは、カナダのメディアがグーグルやフェイスブックから削除されて、ネットで読まれることが、劇的に減る、ということです。
メディア企業の購読料収入もおそらく下がります。
そうなると、「リンク税」導入は、カナダのメディア企業の利益にはならないのではないか、という疑問が当然出てきます。
旧メディア(紙の新聞やテレビ)には、グーグルやフェイスブックにあらゆるメディアのリンクが載らなければ、ネットメディアが不利になり、購読者や視聴者が自分たちのところにもどって来るのではないか、という発想があります。
実際、そういう発想から、かつてスペインなど、他の国でも同様の法律を旧メディアが推進しました。
しかし、結果は、ネットメディアの閲覧も減るが、旧メディアの閲覧や視聴も減る(それこそ80%くらい)、というものでした。メディアの役割やジャーナリズムの価値について理解のあるグーグルだけに、この判断は残念です。駆け引きの面も多分にあるとは思いますが、やはりグーグルには大きな視野と歴史観を持ってほしいです。プラットフォームに溜まり続ける利益をメディアに適度に還流させることが、自由と民主主義を守ることになり、それはグーグルの創業の理念を実現することにつながるはずです。若い世代のニュース離れは、メディアだけの問題ではなく、社会全体で取り組むべきものです。グーグルの再考を望みます。
どう考えてもカナダのやり方が上策とは思えないし、カナダのメディアから歓迎されるとも思えない。トラフィックが激減するだけでしょう。脅しにもなっていない。ユーザーにもメディアにも、もちろん国家としても意味がないようにしか見えない