2023/6/29

【必見】インドで空前の「起業ラッシュ」が起きている

NewsPicks 編集部記者
スタートアップ大国といえば、どの国を想像するだろうか。
GAFAMのアメリカはもちろん、BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)を生んだ中国を思い浮かべる人も多いだろう。
しかし今、その中国に迫る存在感を示す国が現れている。テクノロジー大国・インドだ。まずは、4つの図を見てほしい。
まずは、ユニコーン企業の数。600社超えのアメリカが圧倒的だが、インドは70社で3位にランクインしている。
続いて、直近の動きを見てみよう。実はこの2年、インドが中国を上回っているのだ。
これほど多くのユニコーンが生まれる背景には、単純に起業の数が多いことがある。
日本が2018年に約2700社が資金調達したのをピークに伸び悩む中、いまやインドは空前の「起業家大国」になりつつあるのだ。
そして、投資額。こちらも、米中と英国に次いで4位にランクインしている。日本などを大きく引き離しているのだ。
これまで、インドといえばスンダー・ピチャイ(アルファベットCEO)やサティア・ナデラ(マイクロソフトCEO)を筆頭に、優秀な人材が外国で頭角を現すイメージが強かったはずだ。
しかし、今やインド発のスタートアップたちも脚光を浴びる存在になりつつある。
なぜ、インドは急速に「起業家大国」になったのか──。
この記事では豊富な図解を交えながら、4つの理由を掘り下げる他、これから注目すべき領域をひもといていく。