【激白】任天堂ファミリーが「あの会社」に投資した理由
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このファミリーオフィスが面白いと思ったのは、親友2人を中心に運営されている点でした。YFOは単なる友達同士の仲良しファンド、というわけでもなく、コアな思想でつながっているように感じます。そうした“今っぽい”集団が、生き馬の目を抜く資本市場でどう戦っていくのかに興味があります。まずは2日後の東洋建設の株主総会に注目です。
昨日の記事の答え合わせ
大きな資産を相続した社会経験が少ない若者に、金融機関が群がり 見かねた外資金融で働いていた幼なじみがサポートに。その方の哲学でアクティビストしているというお話でした。とてもわかり易い構図で納得しました
そして、タイヨウを買収していたというのを初めて知りました
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB052CP0V00C22A2000000/
タイヨウさんはフレンドリーアクティビスト的な立ち位置であり、GPIFでの採用も先駆けで政府などへのアピールもうまいファンドさんと思ってましまがそんな事になっていたとは
結論としては、色々あるアクディビストの一つであり、ファミリーオフィスであるからの何か色があるかといえば特に無い、というように理解しました「挑戦とともに生きていく」という文脈で、東洋建設への投資は、誰の何に対する挑戦と見るかで解釈が変わる、と感じた。
技術など競争力があるにも関わらず、それを出し切れていない・挑戦し切れていない経営・会社・社会を変える「株式市場やエクイティガバナンスを変えていく挑戦」が一つの見方。
これはYFO起点の挑戦。
一方、当事者、少なくとも現経営陣はYFOと同じ方向に変わりたいと考えていない。つまり当事者起点の挑戦を加速させる、ではない。
勝ったとしても「北風と太陽」の北風的に変える、行動変容を起こすことは簡単ではない。
「厳しい友人」という表現が記事にある。
みさき投資・中神さんの「投資される経営 売買される経営」の末尾の楠木先生の解説で、企業は製品市場(顧客)、雇用市場(従業員)、資本市場(株主)の3つの市場に囲まれていると書かれている。
その通りで、顧客は良い製品を安く、従業員は良い待遇を求める。これらは利益を減らす方向で、株主はこれらの結果の脆弱な最終利益の受益者。だから議決権があり、構造的に会社に厳しくできるのは株主だけ。
ただ、「厳しい友人」は、頑固おやじ・雷おやじ的な「厳しい人」と違う。「厳しい人」はルールなどから合理的に主張する。「厳しい友人」は友人という信頼を伴う関係性から、相手も踏まえ指摘する個別性が高いアプローチ。
今回は「厳しい人」に見え、買収したタイヨーは「厳しい友人」だったと思う。
「俺、産業を壊してないか?」というのは、自分も金融危機後に投資業に従事していたときに感じ共感する。
また、良い会社をさらに良くするだけでなく、厳しい人によって、多くの会社が変わるインパクトも意義も大きい。だから自分自身はElliottのような株主権利を全面に活用したアプローチは、やりたいと思ったことはないが、資本市場に存在することは必須だと思う。
ファミリーオフィスだからこそ、異なる時間軸や社会全体とは異なった中庸に落ちない哲学でリスクテイクできる。
任天堂の挑戦は、エンタメという楽しさで共感を呼ぶものが多かったと思う。個人的には「挑戦とともに生きる」という哲学は、YFOだけでなく、投資先にとっても信頼や共感を伴った「厳しい友人」からのハラオチする指摘に伴う挑戦だと、もっと良いなと思った。
ただ、これはあくまでも自分の価値観、任天堂への見方による部分からのもの。